新聞投稿作文
心の傷は一度ついたら消えない 1年 倉津美咲音
私は,遠足で行った水俣病資料館で様々なことを学びました。最初のDVDを見て思ったことは,現在も水俣病で苦しんでいる人がいることでした。その方達は,誰一人なりたくて水俣病になっていないのに厳しい差別を受けるのは,おかしいと思いました。うつらない病気なのに,人々は「伝染病」と思い,嫌な言葉をあびせ,夢や幸せをうばいました。身内に水俣病がいるだけで,その家族や親せきにも影響を与えたということも聞き,水俣病の怖さを感じました。
水俣病に関する講話では,患者の方の,今までの悲しみや怒りの強いメッセージが伝わってきました。話の中で一番心に残っているのは,「心の傷は一度ついたら消えない。」という言葉です。その言葉は何にでも当てはまります。病気への差別だけでなく,いじめやささいな言葉でも人は傷つきます。講師の「心の傷は一度ついたら消えない。」という言葉と水俣病で苦しんだ人・苦しんでいる人達の思いを忘れずに過ごしていきたいです。
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