2年道徳 ネット社会における思いやりについて
21日5校時。
県ステップアップ研修及び本校「情報モラル教育」研究の1つとしての研究授業を行いました。
(指導講師:町教育委員会)
1回ネットに掲載された写真などは自分で消しても,拡散した後は回収困難で,人生を左右するトラブルにもなりやすいことも理解させたい内容の授業でした。
<授業後の生徒感想より:学んだこと,今後に生かしたいこと>
・ネット社会で気をつけることはたくさんあることを知りました。これからも相手のことを考えて思いやりのある使い方をしたいです。
・ネットでの書き込みなどに気をつけたいと思いました。相手に対して大事なことは思いやりが1番だと思いました。
・ネットのゲームなど相手と関わるときに相手が不快になることをしないようにしていきたい。
・自分で善と悪を判断し,そこから行動に移せる人になりたい。
・相手のことを考えることでネットいじめが防げると思った。
導入・意識化では生徒アンケートを活用(大型TVでわかりやすく)
めあては,「ネット社会においては,どんな気持ちが大切だろうか?」などの方がよかったのではとの指摘も・・・
映像資料を見せる前に登場人物をイラストで確認し,視聴のポイントを押さえて
自分の考えを近くの人と意見交換(自分のこととして考えさせる場面もあり効果的でした)
多面的・多角的(思いやり以外にも,友情・信頼・節度等)に考えさせることも重要と助言も・・・
ほとんどの生徒が発表も自主的に(教師との信頼関係がよく分かる授業だったとの感想も)
じっくり考える場面数カ所ではワークシートにまずまとめてから意見交流や発表へ
教師は生徒の記入を確認し,指名計画を立てる
グループで意見交換し,まとめを小ホワイトボードで
司会・記録・発表者の役割分担も事前にしっかりと
話合い・発表のポイントも事前に確認
板書も計画的にイラスト・カード・ホワイトボード等も活用し生徒に分かりやすく表示
授業後の授業研究(反省会)では,参考になった点,改善策・疑問点がたくさん出されました
<指導案より抜粋>
(1)本時の目標
アニメ映像資料「ネットいじめは人権侵害」(クリックするとアニメ映像資料:No10を見ることができます)を視聴して,男子生徒2人の行動のどこに問題があったのかを考えさせる。
また,ネットに写真などが出てしまうことによって起こりうる問題について自分の意見を持たせた上で,ネット社会においても相手の気持ちや状況を推し量り想像することの必要性に気づかせ,思いやりの心をもって人と接することができる態度を育てる。
(2)資料について
本資料は,転んだときの写真を友人にネット上で拡散され,不登校になってしまうケンタ君の
事件を通して,写真を転送したツバサ君とタクミ君が事の重大さに気付くという内容である。
一度ネットに情報を載せると,その情報を完全に消すことはできない。軽い気持ちでやってし
まったこともネット上だと取り返しがつかなく,不特定多数の人に広まってしまうことでトラブ
ルに発展することがあるということを理解させたい。
また,相手の気持ちや状況を推し量り,想像することで,思いやりとはどういうものなのかをしっかり考え,相手の気持ちや立場を尊重し,思いやりの心をもって,誰に対しても温かく接する態度を養う機会にしたい。
※ 指導案・ワークシートPDFデータ→300621doutoku.pdfをダウンロード
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