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2017年6月 8日 (木)

町ICT研修会

8日午後。
上記会を本校で実施しました。
3年社会科の研究授業と授業研究・研究協議等を行いました。
研究授業ではモニターとなっているタブレット端末も生徒の意見収集用,提示や生徒記入のプリントを撮影し発表用にと有効利用しました。
(ネット利用もできる20台を7月末まで借用予定)

<授業参観者感想より>
・導入の工夫で意識を引きつけ,焦点化されていた。
・パソコンでの画面作成も効果があった。
・学習チェックカードが綴られていて学習の足跡が分かった。
・子供が主役となる学びでは,グループでの協議等を取り入れ意識した構成をしていた。
・グループディスカッションも,円滑に行っていた。協力的,積極的な意見交換もあった。
・タブレットを使って,ペーパーレスの環境作り,双方向の環境作り等意識されていて参考にななった。
・まとめは,時間が押したが生徒なりに感じたことを文章でまとめさせるなど、自己振り返りカードの工夫があった。

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<日程> 
 
(1) 受  付 13:40~13:55 (15分)
(2) 開会のあいさつ 13:55~14:05 (10分)
     長島町教育委員会 学校教育課長  久徳 寛司
(3) 授業参観  14:15~15:05 (50分)
 3年社会科「現代社会の特色と私たち」
     指導者 福岡鉄也教諭
(4) 授業研究及び研究協議  15:20~16:10 (50分)
(5) まとめと指導    16:10~16:20 (10分)
     学校教育課 吉元輝明
(6) 閉会のあいさつ 16:20~16:30 (10分)
     川床中学校 校長 脇田武志

コメント

 今回授業提供をさせていただいた,川床中学校の福岡です。町ICT研修会におきましては多くの先生方に見ていただき,大変ありがたく思っています。
 さて,今回書き込みますのは,研修会にお寄せいただいたアンケート(意見)に対して,お答えできる部分は自分の考えに基づいてお答えしたいと考えたためです。ここに書く内容なのかはわかりませんが,ほかに方法が思いつかなかったので書かせていただきます(きっと長文になります。申し訳ありません)。

[この内容ならICTを使わなくてもできたのではないか?]
 もちろんできます。実際現行の教科書内容で,ICTを使わなければ授業できないものはないと思います。ただ今回の研究授業は,私の「学力向上プログラム」のための授業であると当時に,「町ICT研修会」としての授業でもあるのです。私としては,「ICTを使えば,こんなこともできますよ」という提案のつもりで行いました。例えば[パワーポイントで動画の再生や音を出すことができる]といったことです。これらはそれほど難しくはないのです。

[必要に応じてICTを使うのであって,ICTを使うために授業をするのではない]
 これもその通りだと思います。しかし,町ICT研修会ということを考えると,使わざるをえないのです。ただ,今回は使いすぎだったかもしれません。

[タブレットを使う意味は?]
 これは全体会でも出た質問で,私は苦し紛れに「興味・関心のため」と答えました。ただ,後になって思ったのですが,それで十分なのではないでしょうか?
 我々は授業を展開する中で,さまざまな方法を使って生徒の気持ちをつかんだ上で,学習を展開する必要があると思います。私にとって,その気持ちをつかむ方法がICTなのです。それぞれの先生がそれぞれの興味・関心をつかむ方法で取り組めばいいと思います。
 子供たちは我々が思う以上にICT機器に抵抗がありません。今回モニターとしてタブレットを使わせてもらっていますが,子供たちはとても喜んで使用しています。楽しみながら学習を展開できるのなら,その1つとしてICTやタブレットを使用するのは有効だと思います。

[話し合い&発表のときに役割分担や発表の仕方を示した方がよかったのでは?]
 これは実は行うかどうか悩んでいたのですが,あえて止めました。中学3年生だから,自分の言葉で話してほしいと思ったからです。
 先日別の教科で,3年生がとても上手に発表していました。これだけできるなら,と思ってマニュアル的なものを提示しなかったのですが,結果としては,3年生の発表はまだまだだな,と思いました。鍛える必要があると思います。

[「めあて」と「まとめ」の両方必要では?]
 私は毎時間「めあて」は出します。しかし黒板に「まとめ」を書きません。まとめは子供たちが自分の力で書くべきだと思っています。ただし,子供たちの中には文章をまとめる力が不足している子もいます。その対策として,文をつくる上のヒントは毎時間出しています。
 面接試験では,質問に対する答えを自分で簡潔にまとめ,相手に分かるように表現しなければいけません。私は社会科の授業をするなかで,毎時間,面接の練習をさせるつもりでカードに書かせています。加えてそれが「言語活動」にもつながってくれればと思っています。

[この授業のために何時間かけたのか?]
 これも全体会で聞かれた内容です。私はいつもと少しだけやり方を変えた程度です。翌日3年生にも確認したのですが「いつもあんな感じ」と答えていました。
 NTTの方にも「ハイブリットな授業」とお褒めをいただきましたが,とても恐縮しています。あれは私の授業展開が最先端なのではなく,パソコンやタブレットに入っているソフトが最先端だからです。
 特に今回タブレットで使ったソフトはとてもシンプルな方法で,各自がまとめたものを提出したりできます。簡単だから,私も子供たちもたやすく使えるのです。

 私はICTを使った授業をする際,まずは自分が楽しんで視聴覚教材を作ることを考えています。自分が楽しんでいるからこそ,子供たちに見せられると。もちろん,こちらの意図通りに進まないこともありますが,子供たちの評判はおおむね良いと思います。ただし,興味・関心についてはいいのですが,学力の定着の面ではまだまだ課題があります。その部分を視野に入れた授業改善を図るべきだと思っています。

 最後に,学校教育課の吉元先生の指導や,アンケートに書かれた内容におきましては,勉強になることがたくさんありました。本当にありがとうございます。また,この文を最後まで読んでくださった方にも,感謝いたします。

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