新聞投稿作文
伝統を引き継ぐ １年 田中明里
私は，１学期から体育大会に向けて，一年生十九名で鐘踊りの練習を頑張りました。この踊りは，学校横の神社への奉納などで踊られています。伝統芸能の後継者育成のために学校でも取り組み，体育大会での披露は，今年で二十七年目を迎えました。地域の方の熱心なご指導のもと，鐘と大小の太鼓を使って練習してきました。
動きをつけると，足の動きだけで精一杯になり，間違ったり，バラバラになったりしました。その時，先生が「心だけでなく，息をそろえることも大切です。」と言われたので，かけ声の「そーこー」の後に息をそろえて吸うと，音がピッタリ重なりました。私は，「すごい。」と思い，その後は，呼吸に気をつけて練習しました。
また，その他にも担任の先生は，「結果も大切だけど，そのためにどれだけ努力し，結果をふまえて今後どうしていくかということも大切です。」とおっしゃいました。私は，その言葉を胸に練習を頑張りました。体育大会の時，私は，練習より強く太鼓をたたきました。終わった後は，一生懸命頑張ったので良かったと思い，忘れられない思い出になりました。
地域の方は，「鐘の音色を聞くと，またこの季節になったか。」と思うということも聞
きました。私は，これからも鐘踊りを見守っていきたいし，後輩に教える機会があれば，教えにいきたいと思います。
Ｓ３９ 学校で披露している様子
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